2024年 年主題「さあ、漕ぎ出そう 奏でよう」 年主題聖句「わたしは道であり、真理であり、命である」ヨハネによる福音書14章6節
4月テーマ 0才「はじめまして」1,2才「よろしくね」3~5才「であい」 聖書の言葉「新しい歌を主に向かって歌え」詩編96編1節
新しくなるっていいですね~。ご入園ご進級おめでとうございます。
春になると忘れていたのに水仙が芽を出し、可愛い花を咲かせ、チューリップやユリの芽が出て、花を咲かせる準備を始めます。
その様子を見ると小さい頃に読んだ「秘密の花園」の一場面をふと思い出します。
全体の物語はあまり覚えていないのですが、心を閉ざしていた人が、 少女メアリが荒れ果てた庭を復活させていくことによって元気になっていくのです。
夜が明けて朝が始まる、冬から春が来る…そんな希望を感じる物語でした。
森の風こども園は「キリスト教保育誌」にあるカリキュラムや聖書の言葉を頂いて、
毎月の子ども達の姿と共に保育の願いを持っています。
年主題や月の主題などは道しるべのようなものですが、
子ども達の姿はちゃんとそのように成長をしていくので不思議です。
時が来るとちゃんと芽を出し、自分の力で次のステップへ登っていくのです。
先程の話しに戻りますが、キリスト教の聖書の一番初めに「はじめに、神は天地を創造された。」とあって
「神はお造りになった全てのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった。」とあります。
考えてみると地球は神様の「秘密の花園」のようです。
私たちが幸せに生きられるようにあらゆる良いものが完全な調和がとれた状態で、
わたしたちに「かみさまの心を心としながら、管理しなさい」と渡されました。
しかし、今の地球の状況は私たちの知るところです。
それでも春になると鳥たちのさえずりが高くなり、時が来ると花を咲かせ実をならせてくれます。
小さな花たちは、おうちから離れて一人で社会に飛び出した小さな子達にとって、
ほっとさせてくれたり、涙を拭いてくれたりする大切な仲間です。
送り出して下さるおうちの方も、同じように不安な気持ちを持っておられたりすることと思います。
「はじめまして」はお互い様ですので、園も新しい気持ちでスタートします。
昨年度も一年間「はじめまして」からスタートして、一学期、二学期と進んでいくうちに園全体が大きな仲間に成っていきました。
でもこれは意識しないと出来ないのです。おうちに方と園と横に並んで子ども達の最善を育んでいきましょう。
そうしながらみんなで仲間に成っていきましょう。