毎年毎年、おひさまさん達の一年は特にいろんなドラマがあります。
「いいよ、そのまんまで」ではないからです。
「君にはもっと力があるはずだ」というスタッフの祈りがあったり
互いにぶつかり合ったり、許し合ったり、助け合ったり・・・
仲間になっていくドラマがあります。
「どれくらい本気か」「真剣か」という問いはそのまま「自分をどれだけ愛しているか」という問いです。
「成長する時に人はこれまで獲得してきたものを危険にさらす」と読んだことがあります。
「挑むときに勇気がいる」と卒園の言葉を言った子がいました。
種が芽を出して根がでて、芽が出る時に種を包んでいた皮は弾けます。
種のままではいられないからです。
子ども達はいつも種のような存在だと思ってきました。
種の中にすべての地図が入っているからです。その子になる地図があるからです。
でも皮を破らないと根も芽も出てこないのです。
これまで獲得してきたものを時々危険にさらさないと次の一歩はないのです。
そのようなことに挑んだ子ども達です。
小さな体と心を一身に使い自分であることを選びました。
しかし、それは信頼している場があり、周囲におとなたちの知恵と力と愛と笑顔があって出来るのです。
みんなでそのような場を創り上げてきました。
おうちの皆様には感謝しかありません。
卒園式に、ページェントに子ども達の後ろに掲げられた幕は
年長のお母さん達がこども園の周囲の草や花や土を使って染め上げてくれたものです。
森の風の宝です。
安心の場は「そのまんまのあなたがいていいのだ」という心の集まりの場です。
この幕はそのことを全て表現しています。
「共に場を創り上げる」この思いを次の世代にも伝えていきましょう。
音楽会がしたい!楽器も作ったらいいじゃん!
楽曲「ね」
「この大きな青い星の上でこんなに近くなれるなんて おもいもしなかったから ただとてもうれしい♪」