2月の月のこころ
今月のテーマ 0~2才「いっしょに」 3~5才「響き合って」
聖書の言葉「ここに愛があります」ヨハネの手紙1 4章10節
「無条件に愛するから、本当に相手の中に入って叱ることができる・・」
30代の私にはよく理解できない言葉でしたが、その言葉は今に至るまで、繰り返し浮かんできます。
「死ぬ瞬間」の著者で知られホスピスケアの創始者ともいわれる
キューブラロスの講演録の中で私の中にふと入って来た言葉です。
なぜなら「いい子でないと受け入れられない」と体に染みついていたからです。
条件付きに愛することが相手(こども)のためになると思っていたからです。
そして無条件に愛されることに慣れていないので、愛されることに恐れをもっていました。
今月の聖書の言葉、10節は
「わたし達が神を愛したのではなく、神が私たちを愛して、私たちの罪を償ういけにえとして、
御子をおつかわしになりました。ここに愛があります。」です。
過ちも繰り返しやってしまい、悔いてはまた・・・という、私たちは弱さを持った存在です。
良い子でなければ愛されないとしたら、完璧でないと愛されないとしたら、私たちは本当に迷子になってしまいます。
けれども、私たちが完ぺきな存在として神を見出したのではなく、神様の方から私たちを見出して下さって、
イエスを通して、無条件に愛してくださった、と言われているのです。そして、続きます。
「愛する者たち、神がこのように私たちを愛されたのですから、私たちも互いに愛し合うべきです。」
私たちも、子どもを育てるということを通して、無条件に愛するという訓練を常に受けているように感じます。
今月のテーマは「響き合う」です。どんぐりさんは「いっしょに」ですけれど、
魂のまま生きているような子ども達は互いに無条件にぶつかり合い、受け入れ合っているのです。
一緒に過ごしているのです。それは人と人との関わりだけではなく自然との関わり、
畑の野菜や木々や石ころや水や…生きとし生けるものと無条件に魂のまま関わっています。
それは共感を超えた響き合いのように感じます。
そのことの喜びがクラスの中に共鳴しているような、この3学期、2月です。