11月のこころ
今月のテーマ 0才「みーつけた」1~2才「じっくりと」3~5才「分かち合う」
今月の聖書の言葉 「わたしの隣人とは誰ですか」ルカによる福音書10章25節~37節
先日、千種幼保園の年長組の子ども達が森の風こども園に遠足に来ました。
「え?ここにですか?」と聞きなおしましたが、
「はい、交流もしたいんです」お~それはそれはと喜んでお出で頂くことにしました。
交流ってどんなイメージかな~と聞きますと
「この頃ドッチボールを始めました」…うちの子たちはドッチボールはできないしなぁ…
お芋も掘るし、焼き芋でもしますか?と焼き芋をしたり、森の探検にも行きました。
千種幼保園の子たちは皆千種小学校へ上がります。
森の風の菰野町の子達は今年ほとんどが千種小学校へ進学します。
子ども達って、ほんとに素晴らしい!と思いました。すぐに友達になれるのです
。一緒のお弁当を食べたり、一緒に手を繋いだりして…
お別れは(バスを使って帰ってもらったのですが)長く長く手を振ってお見送りをしました。
なぜ、大人になるとそのようなことができなくなるのでしょうか・・・。
平和を維持するために軍備を増強しなくては…という話があちらの国からもこちらの国からも聞こえてきます。
そのようなニュースが流れてくるたびに私は中村哲医師のことを思わざるを得ません。
ご存知ですか?中村哲医師。2019年、アフガニスタンで亡くなりました。
そのことで改めて中村氏がアフガニスタンで何をしておられたか知った人は多かったのではないかと思います。
昨年もクリスマス献金を中村氏のペシャワー会へ送りました。
中村氏の本が相談室に置いてありますので、ご覧ください。
「武器では平和は守れない。憲法9条(戦争放棄)が私たちを守ってくれている。
憲法9条があるので私たちはアフガニスタンで活動ができる。」
中村氏は長年干ばつに見舞われ、飢饉のために飢えと病気にさらされている人達のために井戸を掘り、
水路を作り…本当に多くの人達を救い、助けました。
私達の周りにいる人たちは私を攻撃する人ではなく共に手を携えて共に生きる人だと思っていたら、
自分を防衛することはないはずなのです。
出会ったらすぐに友達になれる、子ども達の世界に学びたいものです。
向谷地先生の講演会への私の思いをチラシに乗せてもらいましたが、もう一度ここで。
「子ども達に『希望を残したい』と始めた森の風。
今子ども達に『平和を残したい』と願います。
汚れていない大地と水、空気安心して生きられる社会。
その実現には私たちの思いと行動が必要です。
でも、弱さと足りなさを抱えている私達です。
でもでも、だからこそ、繋がったり、助け合ったりできるはず。
そのヒントが頂けたらと向谷地先生をお招きします。」