テーマ 0才「あそぼう」 1・2才「やりたいようにやってみる」
3~5才「おもしろい」
聖書の言葉「人はパンだけで生きるものではない。」ルカによる福音書4章4節
さあ、9月が来ます。いよいよ子ども達がその年齢らしく動き出す時です。
夏の間は水でたっぷり遊びました。この環境がとても有り難いですね。
0才のおたねさんから、学童保育の子達まで、様々な水の表情の中で、
それぞれの力に応じて遊べる水があります。
2才でもちゃんと自分の歩く道を選んで自分でできるかどうか考えている姿に驚きます。
大地、大空さんの川遊びは自由自在に水を楽しんでいます。
体で水の流れや力や冷たさを感じて、浮かんでいたり、潜ってみたり、飛び込んでみたり、
岸辺でごっこ遊びが始まっていたり。先日の大雨で、掘り出された水晶を見つける人もいたり。
子ども達の体や心の力をグンと引っ張り出してもらえる夏。水。環境に感謝ですね。
子ども達はこうやって自分の力を伸ばしていくのです。人は動物なんですよね。
犬や猫が小さいころ、じゃれ合ったりしながら大人になっていくように、
野生なら狩りの仕方を遊びの中で覚えたりしながら大きくなっていくように、
人も遊びながら群れながら、本来持っている力や資質を発揮し磨いていくんですよね。
「人間になっていく」。そのことを忘れてしまっている社会、現代だなって思います。
「人はパンだけで生きるのではなく」その後の言葉が重要です。
「神の口から出る一つ一つの言葉によって生きるのです。」
この言葉を聞くたびに思います。私の持っているもので自分の力で得たものがあるだろうかと。
森の風の出発から今までを考えても、子ども達が川で我を忘れて遊びこんでいるうちに体のあらゆる感覚が動き出し、
連動し、体が整えられていく、力が増し加えられるように、
神様の大きな力を信頼して、感謝し、導かれるままに歩いてきたら今、ここにいます。全て与えられたものです。
目に見えるもの、特に今は指一本で部屋の温度をコントロールでき、
調理もでき、何でも自分の思うとおりに出来ると思い込めてしまう時代です。
そこには「生かされている」というしみじみとした有難さは湧いてきにくいのです。
今月のテーマの「あそぼう」「やりたいようにやってみる」「おもしろい」を子ども達が生きているのを、
まず大人が、そこに在る神様の恵み、温かい配慮、導きに感謝しながら歩みたいですね。