5月のテーマ 0才「なにかな」1~2才「おもしろい」3~5才「心地よく」
聖書の言葉 「子ども達をわたしのところへ来させなさい。」マルコによる福音書10章13節
一か月、子ども達も、大人たちも少し緊張をしながら進んできましたね。
守られて一か月が過ぎましたこと、感謝ですね。少しずつ自分の場所を見つけ始めた子ども達です。
でもそれも個人差があり方法も感じ方も違います。それがいいですね。
2,000年も前のことです。人の命の尊厳、人権などが意識されていなかった時のことです。
特にローマ帝国に支配されていたイスラエル。力を持っているものが威張っている社会です。
女性や子どもは数の内ではなかった社会。でもお母さん達の思いは今と変わらなくあって、
子ども達が元気で幸せに生きていってもらいたいと願っていたのでしょう。イエス様に「触れて」頂きたく、
祝福してもらいたく、赤ちゃんや子ども達を連れてイエス様のところにやってきました。
社会通念上大人が集まるところに、しかもみんなが話を聞こうと集まっているところに
やかましい子ども達を連れてくるなんてと弟子たちは思ったかもしれません。
弟子たちはこの人達を𠮟りつけて追い返そうとしました。それに対してイエス様は「憤って」言われたのです。
「子ども達をわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」
そして一人ひとり抱き上げて手を置いて祝福されたとあります。
私は子ども達の成長が心地よいか、
その子の生活が心地よいかということを保育者は心に留めておく必要があると思っています。
「心地よい」とは安心できる居場所がある、あるいは何かに妨げられないで、
すくすくとちゃんと発達段階の階段を上っているということだと思っています。
ですからご家庭と園とのお互いの理解や協力などが必要なんですね。
信頼関係なくして、子ども達の健やかな成長はありません。
そして、それを一番願っていて下さるのはイエス様です。
イエス様の膝に乗って、嬉しそうにしている子ども達や嬉しそうな母親たちの姿が目に浮かびます。
目には見えませんが、イエス様は今もここにいて、
こども園の中心でニコニコと子ども達を見ていてくださいます。安心して過ごしましょう。