2023年度 年主題「ともにつむぎだす」~希望の中で~
年主題聖句「キリストはおいでになり、遠く離れているあなた方にも、
また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。」 エフェソの信徒への手紙 2章17節
4月のテーマ 0才「はじめまして」1~2才「であう」3~5才「よろしくね」
月の聖書の言葉 「子ども達をわたしのところに来させなさい」マルコによる福音書10章14節
先日、しぜん学校(卒園生を中心とした小学生の活動)の卒業式がありました。
在校生が卒業式をプロデュースして、卒業生は自分の思いを述べます。
卒業生はその前の週に6年生キャンプをしてきます。
今年は「十牛図」を読みながら自分と向き合いました。
恐らく自分の中にある困難さや弱さと出会うのだろうと思います。
その子達が証書をもらう前に自分の思いを述べます。
「僕はしぜん学校に入ったときは自分勝手でした。早く終わらないかな~と思ったりしていました。・・・」
しかし、何年か経つうちに変化していった自分のことを話していました。とても心を打たれました。
なぜなら、みんなのことを考えているこの子に出会っていたからです。
この子だけではなく、一人ひとり自分の思いと真摯に向き合い
自分の言葉で自分のことを話していました。
子ども達は自分の命を本当に大切に育てていると心が動きました。
そうなんです。子ども達は懸命に自分の命を育てています。
年齢が低いほど懸命に。大人は育てていると思っていますが、
ちゃんと責任を取っているのは子ども達だ!と思いました。
その子ども達の歩みに私たちは歩調を合わせ、目線を合わせ、
子ども達が見ている世界、歩みたい歩みに恵みを頂きながら、
導かれながら一年を紡いでいきたいと思うのです。
毎月の聖書の言葉はキリスト教保育連盟から出版されている保育誌より頂きます。
4月の聖書の言葉の後にはこう続きます。
『妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。
はっきり言っておく 。子どものように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。』
そして子ども達を抱き上げ、手を置いて祝福された。」
このイエス様の言葉を反芻しながら、毎年この営みを迷いながら、悩みながら共に続けていきましょう。