テーマ 0~2才「いっしょに」 3~5才「つたえあう」
聖書の言葉 「見失った羊を見つけましたので、一緒に喜んでください」ルカによる福音書15章1~7節
クリスマスページェントの最後におひさまさんの歌った歌に、
「わたしたちの弱さを感じたくて~」「私達に弱さを示したくて~」というフレーズがあります。
おひさまさんに「弱さって何だろう?みんなが弱いな~って思うときってどんな時?」と聞くと
「意地悪な心の時」「けんかする時」「病気の時」「叩いちゃったり・・」「弱気の時」「やろうと思ってもできない時」など、
子ども達の心の中を覗かせてもらった気がして、ジンとしました。
まさにそんな自分に絶望を感じたり、隠したり、自分の中に閉じこもってしまったりするのが私たちの常です。
それを「こんな私です」と認めて「助けてください」という人たちが「御心にかなう人」で、
「天には栄光、地には平和。御心にかなう人にあれ」なのです。
こんな弱さを持った私達とイエス様は出会ってくださる…それがクリスマスの出来事でした。
弱さの中にいた羊飼いたちは喜びにあふれて帰っていったのです。
しかし、子ども達の自分の姿を見つめる目はすごいな~と思います。
そしてそれを素直に言葉に出して伝えることができるので素晴らしいな~と思います。
何日も休んでいたMちゃんに先生が「あ、天使さん達がみんなでそろえて言うときのセリフ、練習して」というと
うんでも、それより大事なことがある。プレゼント作り。」と言って行ってしまいました。
「ちゃんと自分のことをあんなふうに言えるんだ~」とスタッフは感心しました。
自分の弱さを分かり、それを伝えることができる、それは私たちが願っている子ども達の姿の一つです。
今月の聖書の言葉は、子ども達の大好きなお話の中の言葉です。
百匹の羊の放牧中、一匹が迷子になるのです。
羊飼いがその羊を探しに出かけ、見つかったので、
「一緒に喜んでください」と近所の人達や友達に言って歩く・・。というお話です。
日本ではあまりピンとこないのですが、当時のイスラエルの人達にとって羊は大切な財産です。
これはたとえ話なので、羊は私達、羊飼いはイエス様のことです。
弱さの中で迷子になっている私達を見つけ出して「一緒に喜んでください」と喜んでくださるのです。