孫娘が大学のオープンキャンパスに行きたいというので、同行しました。
わたしの出身校「金城学院大学」です。
しかし、私のいたころの面影はどこにも残っておらず、全く別の大学のようでした。
しかし、底に流れている精神、大切にしている理念は変わらず、
しかも、色とりどりの花を咲かせている感じです。
わたしは最初に種を撒いた人のことを思います。
アニー・ランドルフ女史。アメリカの南長老教会の宣教師として来日。
たった3名で始めた女子教育の場が現在のような形になるとは、想像すらしなかったことでしょう。
以来130年間、様々な人たちの信仰にバトンタッチされながら、今の姿です。
実は今の学長、小室尚子さんは金城学院高校からの同級生です。
私の結婚式に唯一来てもらった友人です。
彼女も大学を卒業したときに、このような道を歩くことをきっと想像していなかったことでしょう。
ついでながら、学校法人の事務局長をしているのは私の従弟です。本部棟の8階にいました。
これもまた、だれも予想していなかったことでした。
私自身の現在の姿も予想もしなければ望んでもいなかったことです。
森の風の姿もです。
それぞれの人の道、事業の始まりの小さな種。
しかし、同じ「いのちの種」を感じています。
「昔主イエスの播き給いし、
いとも小さき命の種
芽ばえ育ちて 地の果てまで
その枝を張る 樹とはなりぬ
歴史の流れ 旧きものを
返らぬ過去へ 押しやる間に
主イエスの建てし 愛の国は
民よりたみへ ひろがりゆく」
孫娘が気になったのは礼拝堂のようでした。
美しい礼拝堂でした。