コロナ感染が広がり、森の風にも、すぐそこまでやってきているという感覚があります。
世間で言われているように中高生の感染が広まり
スタッフの家庭も同じリスクにさらされています。
スタッフ二人が順に家族の濃厚接触者となりました。
前回もそうでしたが、事実をそのまま皆さんに申し上げ、
協力を仰ぎました。
保護者の皆さんから出てくる言葉は大変温かく、思いやりのある言葉でした。
その言葉に支えられて、そのスタッフのいない間もなんとか乗り越えられました。
どのような事態が起きるかが問題なのではなく
その時にどのような知恵を出し合って、助け合うか、支え合うかが大切なのだと
強く教えられました。
今年度、森の風はコロナ感染対策のために全員で集まって、
おうちの人達も一緒に心が一つになったね、という経験がとても少ないのですが
今回、スタッフのピンチに心が一つになったというという感覚を持ちました。
人は弱さの中で強くなれるとはこの事だなと感じました。
そこで一つ気になることがあるのです。
毎日、防災ラジオから流れてくる言葉
「コロナ患者が報告されています。個人や職場を特定するような…誹謗中傷‥は絶対にやめましょう」
人の心の中にはそのような思いは湧いてくることもあります。
でも、それよりも思いやりや温かい心がもっと湧いてくるのです。
「コロナ患者が報告されています。感染された方を思いやり、みんなでこの禍を助け合って乗り越えていきましょう」
に変えてみたら私たちの住む街が温かい街になるのではないでしょうか。
疑心暗鬼からは平和は生まれてはこないでしょう。
今日も世界が平和へ向かいますようにと祈ります。
私達の大切な子ども達が生きる時代ですから。
(「ひとりを救う者は世界を救う」は映画「シンドラーのリスト」より)